【スポーツ庁地域課】(事務連絡)幼児期からの運動習慣形成に向けた取組について(2023/01/31)

スポーツ庁では、平成20年度から、全国の小学5年生と中学2年生を対象として、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しています。本調査からは、小学5年生の記録とその3年後の中学2年生の際の記録を比較すると直近約10年間にわたり同程度の体力合計点の伸びが確認できる一方、令和元年度以降、連続して体力合計点の水準が低下するなど子供の体力が低下傾向にあることが明らかになっています。また、新型コロナウイ
ルス感染症の拡大により拍車がかかった運動不足についても改善する必要があります。そのような中、教育委員会による幼児の運動促進のための取組を実施している割合は、政令指定都市を除き、近年低下している現状があります。
特に、いわゆる「ゴールデンエイジ」(概ね幼児期から中学校まで)の運動習慣は、生涯にわたる体力・運動能力等の基盤となる極めて重要な要素であると言われており、小・中学校段階の取組に加え、就学前の運動習慣や運動経験の充実も重要です。
ついては、幼児教育に関わる皆さまにも上記調査結果と子供の運動習慣形成の取組について情報共有させていただきますので、発達の段階等に応じて、子供の運動習慣の形成や体力向上につなげられるよう、積極的な取組を講じていただくようお願いします。

【スポーツ庁】(事務連絡)幼児期からの運動習慣形成に向けた取組について